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kato_19の雑記

サブブログなので書きたい事を自由に書きます

『子供のいない人』が子育てに関与するための一例

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 下の記事を読んで思った事。

anond.hatelabo.jp

 要約すると、結婚して10年経って子供がいない自分に『不完全』感を感じていたけど『自分が何をしたいのかが分かった』それは『身寄りの居ない子どもたちに、プログラミングを教える事』で『それは唯一自分にできる事』なので『全力で取り組んでみよう』と考えているそうです。(カッコ内記事引用

何かを伝えたい・・・は人間の本能

 自分も40代で子供がいないので気持ちはちょっとわかるんですよね。id:xevra さんじゃないから『子無しが不完全な人間』だとは思わないけど、自分の持つ『何か』を次の世代に伝えたいというのは人間の本能なのかもしれないですね。

 自分は『社会で子供を育てる』という考え方に共感していた事もあって、地域の学校ボランティアに参加しています。たぶん記事の書き手の人(増田氏)はもっとずっと高いレベルのものをイメージしていると思うけど、参考までに自分の経験談を交えて意見を書いてみますね。

いきなり『全力』は危険 

 増田氏みたいに意欲も技術も高いレベルの人は『社会起業家』的に前のめりになっちゃうけど普通の40代は日常の生活もあるしなかなか踏み出せませんよね。個人的には増田氏にも、いきなり『全力』で取り組むのはやめたほうがいいんじゃないかなぁ・・・と老婆心ながら言いたいですね。

 まず、自分は『子供』の事はよく知らないじゃないですか。増田氏は何か経験があるのかもしれないけど自分は全然無かったんですよね。むしろ子供が苦手な方だったし・・・今でも本当はちょっと苦手です(笑)

 自分の子供時代は覚えてるけど、大人としての子供との接しかたや、なにより子育てや教育についてはど素人だって事は自覚しなきゃですよね。ましてや、『身寄りのない子供』と増田は書いているけど、これはおそらく難しいケースなわけで、救世主的な態度で臨むとうまくいかないかもしれません。

 だから経験という意味でも、すでに出来上がっている枠組みにスタッフとして参加するのは意義がありますよね。その上で、『ど素人なりの視点』や『自分の専門からの視点』で考えるのがいいと思います。

放課後子供教室というもの

 自分が参加したのは、文部科学省厚生労働省による『放課後子ども総合プラン連携推進室』が全国で推進している『放課後子供教室』です。

manabi-mirai.mext.go.jp

 共働き家庭の児童を支援するため、学童保育の拡大という政策から生まれた組織みたいです。国が音頭をとって各地方自治体の教育委員会が主体となり小学校の協力を得て運営されています。(詳しいPDF資料はこちら

 学校の活動外なのであくまで運営主体は自治体の作った運営委員会で、保護者やOB、地域住民がスタッフとして運営します。各地域の実情に沿った運営が求められているので運営状態は様々。地域住民が主体に高度な自主運営がされているところや、保護者のみで学校の支援を受けながら細々とやっている所までいろいろです。

 放課後以外に土曜日に活動している所もあるので、サラリーマンでも参加できるかもしれません。自分は自営なので月1〜2回ほど放課後の時間に参加しています。

 自分の場合は・・・

 自分の場合は、増田氏のプログラミングみたいに立派なものじゃなくて『囲碁』を教えたいと思って『お知らせチラシ』を見て行ったんです。でもまだ開講初年度で囲碁教室は無いとのことで、やむなく実施委員として1年間運営を手伝ってました。(じゃあ辞めますって言えなかった・・・(笑))

 それで翌年度の実施計画に提案したらめでたく囲碁教室を持てる様になりました。そこから地域の囲碁団体に声をかけて、適切な人を選抜していただきスタッフを増やして運営しています。 

 増田に限らず、興味のある人はリンクにある『全国の取組事例』から自分の近くの活動を調べたり、各自治体の教育委員会に問い合わせてみるといいと思います。ちなみにボランティアスタッフは自分の住んでる自治体に限られるわけじゃないので隣の市や町でも大丈夫だと思います。

manabi-mirai.mext.go.jp

 実際の子供と接してみて

 ちなみに数年やってみて思ったのは、本当に子供の性格も環境も色々だなぁ・・・って事。一概に『子供』なんてひとくくりにするのはムリがあって、その子の事をじっくり観察して一番適切な接し方を、他のスタッフや保護者、先生方の意見を聞きながら考えないといけませんね。自分の稚拙な想定なんて簡単にへし折られて・・・全く予定通りには行きませんでしたよ(笑)

 別に身寄りのない子供にこだわる必要はなくて、経済的に厳しい子供や、親がPCへの理解がない子は公立学校なら普通にいますコミュニケーション能力に問題を抱えている子供も学習能力は高かったりして、こういう子はうまく誘導してあげればいいけど・・・と心配になったりしますね。

 それにしても、最近の学校(当地域のですが)は少子化が進んでいてびっくりしました。ほんと実感しますね。あと少子化の影響もあるけど、子供一人一人に対するサポートが充実してますね。自分たちの子供の頃とはかなり違います。

 最後に・・・周りを見ながら落ち着いて取り組もう!

 増田氏にはあまり参考にならなかったかな?でも、子供はいないけど『次世代の育成に関与したい』という人の参考になればと思います。

 こういうボランティアって自己満足以外に本当に何も見返りはないです。あえて言えば開講・運営に四苦八苦する過程で、地域の人との繋がりができるのがメリットかもしれません。

 だから『全力』で取り組むより自覚的にセーブして『参加させていただく』くらいのほうがいいかなぁと思います。自分一人が子供や社会に与えられる影響なんて本当に微細なものだし、他人の子供(身寄りがなかったとしても)の人生に必要以上に干渉するのは慎重であるべきかと思います。

 なにより、いまある大切な奥さんとの関係に隙間を作らない様に・・・まあ百も承知かもしれませんが・・・旦那が自分をほっといて他人の子供に全力になっていれば、それは奥さんとしてもちょっとセンシティブな気分になってしまうかもしれませんよね。

 世の中、正論や合理性だけではうまくいかないわけで・・・そう前のめりにならずに『趣味の一環』くらいの気分で始めるのが良いかと思いますよ!小さく産んで大きく育てましょう。